Exception Code.

iPhone、Macと読書が大好き。iPhone・Mac・書評を中心に好きな事を書いていました。今は『ほーくブログ』でブログを書いています。

タイプを知るとあの人がわかる! コミュニケーションの質を高める3つのタイプ -書評- やる気を引き出す会話のマジック

      2012/12/27

A0002 007009 m

会話大好き@hawk_aです。

会話してても「いきなり何言ってんの?」とか「何言ってんのか全然わからん!」って人いませんか?

僕は結構そう言われる機会が結構多くて、それでたまに悩んだりします。それは自分の話し方が単純に悪いと思っていたんですが、単にそれだけが原因ではないようです。

 

コミュニケーションには「3つのタイプ」がある

人間がコミュニケーションをするときには、人それぞれに優先のタイプがあるそうです。

それは大きく分けて3つあるそうで、

1.視覚タイプ
2.聴覚タイプ
3.体感覚タイプ

だそう。

 

タイプの違いで何が違う?

まずは視覚タイプ。このタイプは話を聞いた時に、話を絵や写真や映画のようにとらえるそうです。

まさに「話が見えた!」と感じる人はこのタイプです。

このタイプの人と一緒に旅行のプランを立てるときなんかは、「どんな風景の場所に行きたい?」とか「行きたい所のイメージは?山?海?」なんて聞き方をするといいそうです。

話を聞いて写真や映画のように捉えられるってことは、そういう人の視覚に訴えることが得意そうです。

 

それに対して聴覚タイプは話を多くの文字や言葉で表現するそうです。論理的思考で組み立てることが多いとのこと。

「考える」「理解する」ということが得意なタイプです。

このタイプの人と旅行の話をするときには、「どんな旅行にしたい?」「この旅行で何を期待する?」などといった、言葉で表現しやすい質問の仕方をすると答えやすいそうです。

この傾向は優れたプログラマーに多い気がしています。僕の会社にいる人でもまさに聴覚タイプの人がいて、話の関係性をかなり重視しています。

視覚タイプの人とは反対のタイプです。

 

そして3つ目の体感覚タイプ。まさに僕はコレに当てはまります。

「◯◯という感じ」「◯◯みたいな」という言葉を多用して、感覚をまず伝えるタイプです。

このタイプは「どんな感じの旅行がしたい?」とか「どんな雰囲気がいい?」と、感覚を問うのがいいそうです。ただ、経験からすると、それに対する答えも「いい感じの雰囲気がいい!」という答えになってしまいます。

聴覚タイプの人はこのタイプにイライラしてしまうかもしれません。

 

タイプを知るとあの人がわかる

一見、一生うまく共存できなさそうな3つのタイプですが、そこはやはり賢い人間。

相手がどんなタイプかを知って、タイプによって話し方を変えるようにすれば、時間はかかってもそれなりに上手く、「良いコミュニケーション」ができるようになるはずです。

 

そして、実はコミュニケーション以上に大切なのは理解なんじゃないかと。

「あいつ適当だなー」とか「なに理屈ばっか言ってんだよ」と思うのか、「ああ、この人はこのタイプなのか。ならこういう会話をしよう」と思うのか、どっちが建設的な考えなのかは一目瞭然です。

断然そっちの方がお互いに楽しい。絶対。

 

7514612600 8b113aab05

 

さいごに

僕は体感覚タイプが優先しているので、思っているイメージを言葉にするのがかなり遅いです。

みんなの話のスピードに付いて行こうと必死になっているのですが、言葉がうまく出てこないので擬音などで会話することが多い気がしています。

なので「何いってんの?」「意味がわからんよ」などと思われてしまいがちなのですが、「3つのタイプ」を知れたことで強くなれる気がします。

 

話が下手だと自分で思っている人は自分のタイプを疑ってみるといいんじゃないでしょうか。「なるほど!」な本でした。

 

目次(Amazonより抜粋)

第1章 やる気はあるのに伝わらない、どうして? 〜気持ちを受け取り、安心させる会話〜

第2章 それでもやる気を引き出す! 〜不安をぬぐい去り、希望をみせる会話〜

第3章 あの人との関係を深める! 〜心を読み解き、心通う会話をつくる〜

第4章 会話が変わると気持ちも変わる! 〜気持ちを奮い立たせる会話〜

第5章 イライラ、ストレスと上手に付き合う! 〜心をマネジメントし、気持ちが楽になる会話〜

 - 書評

  関連記事

「伝える」ために必要なことはすべて手塚治虫に学べる -書評- ぼくのマンガ人生

この前書店に行ったら、「岩波新書 30選」なる素敵企画が開催されていました。 い …

友達がいなかったということ – 書評 – 友達がいないということ

最近は気安く感想を書けない本に当たることが多いです。 「こういう本だよ!」と断定 …

生きているだけで情報になる「ノマドワーカーという生き方 場所を選ばず雇われないで働く人の戦略と習慣」by 立花岳志さん

  ノマドワーカーという生き方 posted with ヨメレバ 立花 岳志 東 …

自力で生き抜く!生き残るためのスキルアップなんていらない – 書評 – 独立国家のつくりかた

生活費0円。 それを実現できるのは実家暮らし?はたまたホームレス? 自分の家を持 …

アメリカ大統領選挙は間接選挙!? – 書評 – 池上彰の政治の学校

人生最初で最後の赤点は社会でした。@hawk_aです。 ホントに生まれてこのかた …

相談されることはもっと評価されるべき – オタクの息子に悩んでます

人生相談は知的格闘技である と帯にもある通り、人生相談の回答を出すというのはとて …

ちょっと「本読み」になってきた時に読む本 -書評- 実践!多読術

本を本格的に読み始めて約2年。@hawk_aです。 2年ほど読んでいても、「本読 …

ノマドに憧れるサラリーマンに送る、ノマドがノマドであるための思考法

Freedom / Josef Grunig 最近よく耳にする用になったノマドと …

最近よく聞く「ノマド」について -書評- ノマドと社畜

長時間の電車に揺られる旅に備えてKindleで購入した本書。 最近僕のTLは著者 …

「集中・責任・ジョブズの魂」の3つの環境が今のAppleを作った 「僕がアップルで学んだこと」

最近になってApple本を読んでいるほーくえーす(@hawk_a)です。 今回は …