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「昭和史」は日本人なら絶対に読むべき一冊。戦争から僕たちが学べること

   

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

「昭和史」初めの20年は、1に戦争2に戦争です。

戦争に対するイメージなんて、「自分が死にたくないからやりたくない」っていう漠然としたものだし、「戦争」そのものの歴史は特に興味はなかったです。「やりたくない」って思っているだけでも十分だと思ってました。

そうやって25年間暮らしてきたんですが、2週間ほど前にkindleストアを眺めていると、半藤一利さんの「昭和史(1926-1945)」って本が目にとまったんですね。今となってはなんで買ったのかはわからないんですけど、気づいた時には買ってました。

自分の歴史史上、一番面白くて分かりやすい歴史本

小学生のときからホントに歴史が苦手でした。教科書に書いてある単語がいちいち難しいんですよね。学生時代、唯一の赤点は歴史でした。

そんな僕ですが、この本は最後まで読み進められました。難しい単語が書いてなくて、ところどころに入る半藤さんの意見も面白い。もっと早くから歴史を知っとけばよかったと思うと同時に、これくらいの歴史は知っとかないとマズイんじゃない?と感じるようになりました。

歴史に苦手意識を持ってはいるものの、歴史の本を買うのは初めてじゃないんです。でも、面白そうと思って買っては途中で投げ出す確率100%でした。

確かに戦争はあった

戦争が終わったのが1945年。本書を読むまでは70年「も」前だったのに、読んでる最中には70年「しか」前じゃないと思うようになりました。

歴史が苦手な僕でも読み進められたのは、その「自分と関係ある感」が大きかったんだと思います。鎌倉幕府とかその辺だと自分とはあんまり関係がないと思ってしまうんでしょうけど、70年というと、じいちゃんがもう生まれた後の話ですからね。

んで、今書いてて思ったんですけど、この時代は自分にすごく関係ある感があるのに、あんまりこの辺の話って学校でも習った記憶がないんですよね。GHQとか単語だけはなんとなく覚えてるんですが、「どんなことが起こったか」はあんまり覚えてないです。単純に苦手意識もってて覚えてないだけかもしれませんが。

とにかく、身近に感じるってだけで、戦争の話が妙にリアルに感じます。本書を読み進めてる最中に映画の「永遠の0」を観たからってのもありますが、確かに日本で戦争はあったんだなぁ、と思うと不思議な気分です。

戦争の時と同じ失敗を今でもしそう

本書には最後の方に5つ、戦争で日本が失敗した原因が書かれています。半藤さんは、ここから日本は学ばなければいけないと言っています。

  1. 国民的熱狂をつくってはいけない
  2. 具体的な理性的な方法論をまったく検討しない
  3. 日本型のタコツボ社会
  4. 終戦はきちんと降伏文書の調印をしなければならない
  5. 対処療法的な、すぐに成果を求める短兵急な発想

ここにぱっと書くだけでも、今と変わってないなーと思う所がありますが、本書を読んでいるとホントにこの失敗が重なりに重なって戦争が始まり、大敗しているのがわかります。

自分のことしか考えてない軍が戦争を計画し、新聞が戦争をどんどん進めるような空気を作り、それに国民が熱狂してどんどん乗っかってく所は、形は違えど今でも十分起こってる気がして心臓がバクバクしました。

「歴史は繰り返す」って言葉がコレほど怖く感じるのは初めてです。

半藤さんは本書の中で、戦後は戦前と何も変わらない状況だったと言っています。戦争があった20年間は前に進めてないと。その後20年の日本は経済的にスゴイ位置に登っていきました。

そして「失われた20年」と言われている今、どんな国になっていくのかが気になります。歴史は繰り返すのか、それとも前に進むのか。

前に進みたいのなら、本書を。

 - 書評

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