「空気を読む」より、他人の心を理解する。人間通に、オレはなる! -書評- 人間通
2012/12/27
どうも、@hawk_aです。
とある展開で営業をしている僕ですが、やはり人の気持ちを理解することがプライベートであれ、仕事であれ、ネットであれ、大切だよなぁ。と痛感している今日この頃。
【なぜ】プログラマーの僕が営業になってわかった3つのこと【なにゆえ】 | Exception Code.
人を知ることは自分を知ること
Pool of Knowledge / Ian Muttoo
誰かが成功しているのを見て、気に食わないと思ったり、素直に喜べなかったりすることは今までありませんでしたか?
僕はあります。というか小学校・中学校あたりはそんな心をかなり強く持ってました。いわゆる嫉妬心。 よく言えば負けず嫌いですが、この「嫉妬心」は人間界最強のパワーを持っています。
ホリエモンもこの力には勝てませんでした。 元横浜市長の中田宏さんも、このパワーをモロに受けてます。
しかし、経験からすると、この嫉妬心は相手よりも自分に大きなダメージを与えます。 嫉妬心は諸刃の剣なのです。
そんな人間の本能との付き合いかたを教えてくれるのが、この本。 「人間通」です。
目次-Amazonより
人と人 組織と人 言葉と人 本と人 国家と人 人間通になるための百冊
この本の中でかなり印象に残った刺激的フレーズ、名付けて快感フレーズはこれ。
嫉妬心は人間の本性であり、いつも心のなかに蟠(わだかま)り疼いている。それを除きとり消し去る方法は絶対にない。
うおぅ。断定。
確かに、嫉妬心がないと競争意識が生まれないし向上力も生まれない。 ただ、その嫉妬心の付き合いかたが悪いと、周囲と自分に大きなダメージを与えます。
僕もかなり嫉妬心が強い方です。そのせいで友人を失ったことも。めちゃくちゃ反省して以来、嫉妬心をコントロールするように心がけてます。
嫉妬心の悪影響は、今の日本にも当てはめることができそうです。今の日本は嫉妬心が野放しにされている状態です。多くの人が、閉塞感や不安を感じているといわれています。
それを壊そうと新しい考えを持ってくる人に対しての嫉妬心がものすごいのです。現代に通用しない既得権を持っている人が、変化を恐れ、新しい考えを持って行動している人を本気で引きずり降ろそうとしています。目立つ人は「悪」という認識をもっているのです。
そしてそれが大きな力になって最強の魔法、シットシーンとなって自爆を起こしているという状態です。 爆弾岩も驚きです。
嫉妬心は絶対に消し去ることができません。でも、嫉妬心は最強の自爆魔法だということを知っておけば、上手く人間通になれそうです。
「開いた」人間になろう
人間は新し物好きでありながら同時に新規を恐れ憚(はばか)る。新しく世に現れる物は常に必ず怪しげである。
今見ているインターネットだって、2ちゃんねるとかの影響もあって、犯罪の温床だとかなんとか言われていました。未だにインターネットに嫌な印象を持っている人もいます。でも、インターネットを「新しい!面白そう!」と思って生活に取り入れた人と、「インターネット…?なんか怪しい…」と思って避けている人では、見る世界が違ってきます。 避けている人には、インターネットでなにができるのかといったことがわからないからです。 インターネットの世界を知らないのです。
得られる情報量もインターネットを活用している人の方が断然多いです。 それがいい情報であれ、ノイズと呼ばれる情報であれ、情報を得られるツールの選択肢が1つ増えるんです。 これはチャンスです。
自分を閉じることで、怪しげなものだけじゃなくてチャンスすら逃してしまうかもしれません。 自分の意識は常にオープンにしておいて、チャンスをゲットしましょう!ゲッチャンス!
さいごに
他人の心を理解するのはとっても難しいかもしれませんが、人間の根っこの部分は同じです。そこを押さえて、「相手のことを理解しよう」って思えることが心地よい空気を作ります。これからは、空気を読むより空気を作れ!をスローガンにしてみます。 未来は俺等の手の中!Yeah!
参考した本たち
関連記事
-
-
自己啓発は哲学 -書評-「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
以前から興味があった苫米地英人さんの本が目に入ったので読んでみました。 自己啓発 …
-
-
ムダとは流されることである -書評- 無駄学
無駄学 (新潮選書) posted with ヨメレバ 西成 活裕 新潮社 20 …
-
-
結構有名人のイメージが変わった! 『「有名人になる」ということ』を読んだ
最近勝間本を読むようになった@hawk_aです。 今回は『「有名人になる」という …
-
-
すがたを消した数学者 -書評- 完全なる証明
数学には難問があって、証明した時に大きなニュースになるということは記憶に新しいと …
-
-
なんのための「人」で、なんのための「社会」?働かざるもの飢えるべからず
Soft Baby Blue tissue / Golden_Ribbon ティ …
-
-
成功は運から生まれる -書評- 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
祝・初日本版Kindle購入本。購入「本」というよりは「権利」なのかもしれません …
-
-
最近よく聞く「ノマド」について -書評- ノマドと社畜
長時間の電車に揺られる旅に備えてKindleで購入した本書。 最近僕のTLは著者 …
-
-
ちょっと「本読み」になってきた時に読む本 -書評- 実践!多読術
本を本格的に読み始めて約2年。@hawk_aです。 2年ほど読んでいても、「本読 …
-
-
ノマドに憧れるサラリーマンに送る、ノマドがノマドであるための思考法
Freedom / Josef Grunig 最近よく耳にする用になったノマドと …
-
-
【ブレーキから】「やりたいこと」が見つかる人は、心のカベを壊してる人【アクセルへ】
No First Life〜お前はもう死んでいる〜 どうも、嵐が去 …