成功は運から生まれる -書評- 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
2012/12/15
祝・初日本版Kindle購入本。購入「本」というよりは「権利」なのかもしれませんが、とにかくこの本をKindleストア初購入できて良かったです。
現在Kindleストアなら紙の本より200円ほど安くなってます。
一言でいえば運が良い人
iPS細胞の研究者である山中伸弥さんがノーベル賞を受賞したので、iPS細胞というよりは、「山中伸弥」という人間を知りたくってこの本を手に(?)取りました。
読んでいる時に感じたのは、この人は運がとてもいいなぁということ。iPS細胞の発見からノーベル賞の受賞まで、間違いなく「運」の要素が強く働いています。
足を向けて寝られない人がたくさんいるんです。いろんな人に支えられてできたiPS細胞です。
No.1340/1656
これくらい。
今まで、こういう業績って個人の力がモノをいうと思っていたので、結構価値観が変わりました。
でもやっぱ熱中しないと運は来ない
「運が良くてノーベル賞を受賞しました。」じゃ、ただの運自慢の本で終わってしまうわけですが、そんなわけはなく、山中さんが何故運を手にできたかもこの本を通して知ることができます。
熱中すること
これです。
iPS細胞の技術を、一日も早く患者さんたちに役立てたい。そのためにこれからも一生懸命研究し続けたいと思っています。
No.1216/1656
何かに熱中しているうちに、知らずに知識が付いてしまうというのは誰にでもあると思います。そうやって1つのことに夢中になっているからこそ、運を掴めるんだと思うし、何かを成し遂げられるのだと思います。
ここで言う「運」とは、宝くじを買って当たるのを待つという意味ではなく、熱中しているからこそ「掴めるチャンス」みたいなものだし、そのチャンスを掴むためにも熱中できることを持つというのは大切だなぁと。
月並みの意見だけどこれが結構難しい
そんなこんなで本書を読んで感じたことは結構平凡なことでしたが、結構熱中するってことは難しいです。
山中さんは「ジャマナカ」と呼ばれたりしましたが、自分の「想い」とか「苦悩」に正直に向き合っていたし、それを消そうとせずに向き合うことで心の火を燃やし続けていました。消えかけたことがあれども。
そういう人間臭さというのを、僕のような普通の人間が共感できるから、この本をおもしろいと思えたのです。
こんなに偉大な人の本を読んでいるのに、同じ目線で感想が書けるというのが「共感」できることを物語っています。
こういった本はなかなか珍しいんじゃないかなぁ。
目次(Amazonより)
第1部 「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」(走り方が変わった
医師を志す
勝敗より大切なこと
神戸大学医学部へ
ジャマナカ ほか)第2部 インタビュー(飛ぶためにかがむ
トップジャーナルのハードル
紙一重でできたiPS細胞
初期化の有無を調べる
「しおり」と「黒いシール」 ほか)
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