仕事も人生も。「超」豊かになりたい人のためのコツと習慣 -書評- IDEA HACKS! 2.0
2012/12/27
ハック!
どうも、@hawk_aです。
社会人になるまではあまり読んでいなかったジャンルの本に興味をもちはじめています。 今日はそのなかの1つ、「IDEA HACKS! 2.0」をご紹介。
人生をハックしょー
No273 13 Oct 2009 Sneeze / mcfarlandmo
僕の中ではまだ「仕事」のあり方についてははっきりとした答えは持っていません。ただ、人生においてかなり大きなウェイトをもっている仕事について、もっと考える必要はあります。
仕事は食べるためのにやる、というのも間違ってはいませんが、なくても命にかかわらない仕事というのはたくさんあります。僕もそんな仕事をやっている1人です。
なのになぜその仕事は成り立ってるのか。
どう働くべきなのか。そのヒントが書かれているのがこちらの本。
「IDEA HACKS! 2.0」です。
二重人格がおのれを救う
仕事だけでキャリアを形成するのではなく、本来やりたいことをもう一ライン走らせて、キャリアを複線化する、と。 ひとつは、もしものことがあったときに、違う生き方を準備しておけるということ。
そして、二つ目には、自分が主役の活動を持つことから生まれる「心のゆとり」を確保することです。
最近ではその、「もう一ライン」が作りやすくなっています。代表的な例がSNSを活用した活動であります。
現在はSNS戦国時代との言えるくらい、Webサービスが増えてます。 Webはサーバーと人をつなげるのではなく人と人をつなげるものへと変わっていってます。
Webが人と人を繋ぐということはどういうことかといいますと、家にいながらにして世界中に影響を与えられるということです。
これまでは何をするにしても自分のいる環境の周辺だけに影響を与えるのが精一杯でしたが、ソーシャルネットワークを活用すれば世界中に影響をあたえることができてしまうのです!
著者は生活するために働くことをライスワーク、自己実現のために行動することをライフワークと名付けています。 2つのキャリアを持つことの利点は他にもあります。
1つは、2つのキャリアを形成することで、一方が上手くいかなくても、 もう一方が支えとなってくれることで、常に気持ちがポジティブな方向へ行くということです。
もう1つは、プライベートと仕事との経験の共有です。
この前見たビジネス書のFacebookを活用した集客方法を試してみる。
ライフワークであれば気兼ねなく、いろいろな実験ができるのです。
なかなか仕事では実行できないことでも、プライベートなら実行できることというのは多いです。 新しく得たタスク処理の方法を試してみるときには、プライベートの習慣をタスクにしてみて試してみると、タスクの重要性がわかったということもありました。
最近ハマっているライフログの経験から、改めて「記録する」という行為は重要なのだと実感し、仕事で記録したほうが良いと思うことはどんどん記録していくようになったこともプライベートの経験を仕事に生かせたから行動に移せたことです。
好きなことで生活することってできるのね!
ソーシャルメディアのパワーはすごい! 大きな組織を作っていくことは少し難しくても、小さな組織でお金を稼げる仕組みが整いつつあります。
アイデアを形にできる力があれば世界中にユーザーを作ることも可能なのです。 おそらくこの本は「IDEA HACKS」と「アイデア発掘」をかけたものでしょう。多分ちがう。
勘違いしてはいけないのは、ソーシャルメディアを使えば簡単にお金儲けができるわけではないということです。
僕のtwitter(@hawk_a)をフォローしてくれる方の中には、広告ツイートしかつぶやかない人がいますが、それはソーシャルメディアを全く活用できていない例です。信頼も何もない中で売り込みを全面に押し出して、人が警戒しないはずがありません。
1.コミュニティに対して、売り上げではなく、信頼を上げること、
2.時間はかかるけれども、途中で諦めずやり続けること、
3.そして、いきなり、お金儲けを意識しない
人と人がつながるからこそ、これまでのように信頼と感謝を生むことが、ソーシャルメディアの醍醐味です。 その結果、対価が得られる。あゝ美しき人生。
と、いうわけでありまして…
働くということは辛い思いをしなければならないなんてヘンテコなルールもなく、人になにかをしてあげよう。という粋なココロイキを叶えるために、なにをしたらいいのかを考えて起こす行動だという1つの仮説が僕の中で誕生したのであります。
だから、それがなくても死なない。という状況でも、行動に感謝をしてお金を払ってくれる人がいるんだなと。
けっこう納得。
このブログで初の読書エッセイ(@kankichiさんの言葉をお借りすると)でした。 なに言っとるんだこの小僧は!とか、まじめかっ! とか思う人がいるかもしれません。 てか読んでくれるだけでマジリスペクトォ! はっはー!
今日からこのまじめかっ!シリーズは静かにスタートしましたのであります。
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