宇宙兄弟を読む手が止まらないから砂漠はまだ歩けない
2013/04/10
宇宙兄弟を読んでます。今14巻まできてますが、かなり気になる展開でこのまま20巻までまっしぐら確実です。
舞台が2025年辺りで、今から10年後ならもっと民間の宇宙開発が進んでるだろーと思うのですが、単純に物語として面白いです。
宇宙と言えば、僕の恐ろしくミーハーな性格は高校生から健在だったようで、大学受験の時期に偏差値の下落が止まらず心配してくれていたかもしれない担任に急に「宇宙へ行きたい」とか言い出す笑止千万なあの日を思い出しました。
大学に入って放送大学とやらを履修する必要があったのですが、その時に選択したのが「進化する宇宙」。
まるで進化しない僕にとって皮肉以外のナニモノでもないのですが、どのような形であれ宇宙には何か縁のようなものがあるようです。宇宙に失礼です。
さて、全く関係のない話になってしまいましたが、この宇宙兄弟、講談社のモーニングKCで連載されているものだそうです。モーニングKCといえば名作「ナニワ金融道」も一気読みしちゃう面白さで講談社とは相性が良い気がしています。
またもや話が逸れそう。宇宙兄弟ですが、10巻を超えた辺りから「やりたいことを貫き通そう」という姿勢が増えてきてますが、それぞれのメンバーには違和感を感じながらも培ってきたそれなりに強力な能力があり、それが功を奏するということが多々あるので、文面どおりに受け取っちゃうと一気に気分が落ち込みます。
ですが行間から読み取れるそんなこととは別に、いろんな人間関係を見てると生きるヒントなんかも散りばめられているような気がして、作者の小山さんがどんな人なのか、というのがそろそろ気になり始めています。
僕は昔からなのですが、技術とか能力そのものに興味を持つというよりはその人そのものがどんなことを考えてるか、どんな生き方なのか、気になるあの子も鼻水を垂らすのか、という、人間そのものの方にどうしても目が行ってしまう性格のようです。
だから人と話していてもなんか会話の軸がずれてしまうので、とても申し訳ない気持ちになります。
でも人は好きです。めんどくさいです。
そんな僕だからか、本にすがりつくようになるのは必然のような気がしています。言いたいメッセージを含ませて書かれる「本」というツールは、なかなかのオアシスとなってくれています。
でもビタミン不足になって死なないように、目の前という砂漠も歩かなきゃいけないこともわかっています。
この本を読み終わったらちょっと砂漠でも散歩してみようかな、って気にさせてくれる本です。続き気になる。
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